ボディコーティングを施工するのに一番重要なのは、研磨による下地処理です。
よくコーティング剤を塗るだけでキレイになると思われますが、それでは傷の除去ができず、見えにくくなっても時間の経過に伴い傷が出てきてしまいます。
コーティング施工において下地処理(研磨)が最も時間を要し、更には一番重要な作業になります。
よく「研磨すると塗装を削するので研磨はダメ」といった事を耳にしますが、確かに削り過ぎは絶対によくありません。
ただし、最低限の研磨はどうしても必要になります。
この最低限の研磨で如何にキレイにするかが、コーティング専門店の技術の差になります。
研磨を無しでは傷などのダメージを完全に除去することは不可能です。
塗装面の痛んだ深さのみを研磨にて除去し、それ以上の研磨によるダメージを与えないというのが重要になります。
最近の広告の流行りは磨かないといったうたい文句でしょうか?
磨かずにどうやって傷や、イオンデポジットを除去するのでしょうか?
ポリッシャーは使用しないのでしょうか?
もしそれを実現するのであれば、薬剤で傷を目立たなくするか全塗装でしょう。
薬剤で傷を埋めても当然傷は除去されていませんので、薬剤の効果がきれてくれば出てきます。
これを業界では誤魔化しと言います。
上記の方法以外では傷は除去できませんので、必ず研磨しています。
それを磨かずにといったのを誇張していけば磨きが悪いとユーザーは思います。
でもそういったショップでも研磨しているはずです。
では何故研磨しないといった表現をするのでしょうか?
それは磨きすぎないということです。これも昔から当たり前のことです。磨きすぎは塗装を弱くしますし、剥がす場合もあります。
必要最低限で最高の光沢をだす。これが本当のところです。